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財産が無いと思っていた被相続人に財産があって…|「生命保険」に伴う相続手続きの取り組み事例

・被相続人:Aさん(80代女性)
・相続人、相談者:Bさん(50代女性・Aさんの長女)

80代のAさんは近所の人からも噂されるほどの綺麗好きで、家の中には最小限の物しか置いてありませんでした。夫に先立たれてからはその傾向は顕著になり、遠い場所に暮らす娘のBさんもあきれるほどでした。

そのAさんが急な病気で入院し、3か月ほどでそのまま亡くなってしまいました。Bさんは通夜・葬式の時にこそ帰郷していましたが、その後、相続手続きのために帰郷することには難色を示しました。

子どもの受験が控えていたことと、Aさんはたいして財産を持っていなかっただろうから、帰郷しても疲れるだけだと考えていたようです。実際、Aさんは不動産を所有しておらず、預貯金も年金の受け取り程度の財産を持っているだけでした。

そこでAさんは当事務所に連絡を入れ、話を聞かせていただいた結果、相続手続きに取り組むことになりました。

ーAさんの財産があまりないなかで、Bさんが依頼してきたのはなぜなのでしょうか?

Aさんの財産の手続きに関しては、確かにBさんがやってやれないことはない内容でした。しかし、彼女は遠方に住んでいたことと、息子さんの受験のサポートに時間がかかることから、代理人が必要だと判断したようです。

ーなるほど。事務所が手続きを代行したらすぐに終わったのですか?

実はそうはならなかったのです。Aさんの通帳をじっくり見てみると、Aさんの夫が亡くなったときの財産の行方がわからなかったのです。Aさんの夫が亡くなってから数年経ってはいましたが、夫が残した財産の額を考えるとAさんの財産が少なすぎました。

Bさんにおすすめし、生命保険協会に照会をかけてみたところ、Aさんに生命保険契約があると判明しました。Aさんは夫から受け取った財産で、一時払いの生命保険に加入していたのだと推測されます。

ーAさんが生命保険に入っていたことはBさんは知らなかったのですか?

はい、Bさんは知りませんでした。また生命保険会社から定期的に通知が届いていたはずなのですが、Aさんの綺麗好きが今回ばかりは裏目に出て、家の中には残されていなかったようです。

ーそれは判明して良かったですね。

はい、そうですね。いずれは判明したのかも知れませんが、折よくわかってよかったです。今回判明した生命保険は受取人が娘のBさんとなっていました。これが判明し、保険金が振り込まれることが分かったBさんは、息子の進学先の選択肢に私立が加えられると喜ばれていました。

当事務所はこのほかにも【相続手続き】の案件を多く取り使っております。
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